Welcome to Nishizawa's homepage (01.11.03 up)

アジア南部に15種類ほどある仲間の内、最も普及しているのがタイリントキソウ(プレイオネ・フォルモサーナ)で、学名のとおり台湾の原産です。淡紅色と白色の2種類の花型があるとのことです。他にも葉やバルブが異なるヒメタイリントキソウ、フーカータイリントキソウやハヤザキタイリントキソウなどが同じ種類とのこと。日本では夏の暑さと冬の凍結には注意が必要。
写真は我が家で咲いたものです。ラン科の花型としてはシンプルだとは思いますが可憐で品のある花です。植え付けなど管理の方法を載せましたので参考にして、是非挑戦し育てゝみて下さい。植え付け方や冬の管理方法もいろいろあるようですので、皆さんからの情報も楽しみにしていますのでご連絡下さい。

【用土】
鹿沼土、軽石等2,3種類と水ゴケか山ゴケをそれぞれ等量混ぜるのが一般的のようですが、写真の鉢の培養土は赤玉土を主体に富士砂、桐生砂、軽石砂、水ゴケを各1割ぐらいを混ぜ合わせて使い排水を良くしました。市販の培養土には鹿沼土、赤玉土、富士砂、軽石砂、パーミュキュライト他多数有りますが、それぞれ性状が違うため1種類の単用ではなく、3種類以上混ぜ合わせることが必要のようです。ふるいにかけてミジン(細かい粉)は使いません。砂(2〜4mm)が最も大切な培養土です。れき(大粒の砂)は鉢底に敷き水はけを良くするのに使います。用土と植え付けは『烏頂蘭の育て方』でも図で解りやすく説明をしていますので参考にして下さい。

【植え方】
素焼き鉢の底にれきを1/3程度入れバルプ(球根)は上半部露出するようにして植える。半分埋め込むと言う人もいますが、深植えは無用と言うことです。上部をわずかに出し、分球した小さなバルプは上に少々砂がかぶる程度でよいと思います。植え替えは10月が最適のようですが、春の新芽のでる前でもよいかと思います。植え替えの時に分球させます。

【管理】
春から梅雨まで日向で葉が十分伸びてから肥料(ハイポネックス3,000〜5,000倍など)を与えながら育てます。夏場は強い日差しをさけ半日影に置き管理。葉が黄ばんできたら水は控えめにし、10月になって夜露が多くなる頃に軒下に移動し、霜が降りる前に屋内に入れます。霜には絶対に当てないことです。
冬場はバルプが凍らないように管理をします。凍みない程度のあまり温度の上がらない部屋に置きます。暖房を取っていたり日中の日差しで温度の上がる部屋は温度の変化が激しいので注意して下さい。極度の温度の変化と湿気はバルプを腐らせてしまいますので要注意。月に2,3回晴れた日を選んで少量(表面がいくらか湿る程度)の水を与えますが、陽のあったっている内に完全に乾く様にしています。寒中時は絶対に灌水をしません。春になり霜の心配が無くなってから軒下の陽の当たる場所に出してやります。冬はウチョウランと同じ場所で一緒の管理が出来ます。


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